適切に管理されていない空き家は急速に老朽化していくため、倒壊の危険があります。
日本では住宅のほとんどが木造住宅ですが、木造住宅は特に空き家にすると老朽化が進むのが速いと言われています。
誰も住まなくなった空き家は、害虫や害獣の侵入を防いだり防犯上の理由などから、窓や通気口などの開口部はすべて閉じていることが多く、常に閉め切られた状態になるため、建物内部に湿気がこもってしまいます。
建物の老朽化の最大の原因は湿気だと考えられています。それは、湿気がたまった状態が続くと、木材を腐らせる菌が繁殖してしまうためです。
また、誰かが住んでいれば気付く可能性の高い雨漏りやシロアリ被害なども、空き家にして放置していると発見が遅れ、老朽化が進んで倒壊の危険性も高くなってしまいます。
適切に管理されていない空き家は、台風や地震によりアンテナ類が倒れて落下したり、屋根材(瓦やトタン)や外壁の一部が剥がれて吹き飛ばされたりする危険性も高まります。そして最悪の場合は空き家が倒壊する恐れもあります。
不動産所有者には、所有している建物を適切に管理する義務があります。
空き家の倒壊や建材の飛散などで近隣の住宅を破損させてしまったり人にケガをさせてしまった場合は、民法第717条によりその責任は空き家の所有者が負うと規定されています。
物損ならまだしも、最悪のケースとしてもし他人を死亡させてしまった場合は、重大な損害賠償責任を負うことになります。
どんな建物であっても、時間の経過とともに次第に劣化していってしまいます。しかし人が住んでいれば何か異変が起こったときにも気付きやすく、また異変に気付けばすぐに修繕などの適切な処置を取ることができるため、自然と常にメンテナンスされている状態になります。
しかし空き家の場合は誰も住んでいないため異変に気付きにくく、また湿気対策などの定期的なメンテナンスが行われないため、老朽化を加速させてしまいます。
そのため、空き家が倒壊するリスクをなるべく下げるためには、定期的に空き家をメンテナンスし、少しでも劣化を遅らせることが重要です。
では、空き家の劣化を少しでも遅らせるためには、どうしたらいいのでしょうか。
空き家の劣化を早めてしまう主な原因には、以下のようなものがあります。
空き家は常に閉め切られた状態になるため湿気がこもりやすく、カビや木材を腐らせる菌が繁殖してしまいます。そして木で造られた家は弱くなっていき、構造材としての役目を果たすことができなくなってしまい、倒壊の危険も高くなります。
少しでも家を長持ちさせるためには、定期的に空き家の換気をして空気の入れ替えを行うことが大切です。
長い間水道が使われず水道管に水が流れないと、内側に付着したヘドロや異物の乾燥・硬化、サビなどによって、水道管が破損しやすくなってしまいます。
売却やセカンドハウスとしての使用など、将来のことを考えるなら、定期的に蛇口を開放して水道の通水を行うことをおすすめします。
空き家は外壁や天井などが傷むのが早いため雨漏りが発生する可能性があり、さらに人が住まなくなった空き家は雨漏りが発生しても気付きにくいため、雨漏りが進行してしまいます。
雨漏りが進行すると土台部分の腐食が進み、家の耐久性が低下してしまいます。また、カビやシロアリの発生による家の基礎部分の腐食や鉄骨部分の錆び付きなどにより、倒壊の危険性も高くなります。
少しでも家を長持ちさせるためには、雨漏りやカビの発生、塗装や外壁の傷みなどがないかを定期的に確認することが大切です。
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